このリポジトリはTerraformを使用して、AWS ECS上にLocust負荷テスト環境を構築するためのコードを提供します。Amazon ECRによるプライベートコンテナレジストリ管理機能とGitHub Actions CI/CD自動化付きです。
locust-on-aws/
├── .github/ # GitHub Actions ワークフロー
│ └── workflows/
│ ├── build-images.yml # メインビルド・プッシュワークフロー
│ └── pr-build-check.yml # PR用ビルドチェック
├── apps/ # アプリケーションディレクトリ
│ ├── locust/ # Locustテスト関連
│ │ ├── Dockerfile # Locustのカスタムイメージ用
│ │ ├── locustfile.py # 負荷テストスクリプト
│ │ └── requirements.txt # 依存関係
│ └── webserver/ # テスト対象Webサーバー
│ ├── Dockerfile # Webサーバーのカスタムイメージ用（TypeScript版）
│ ├── server.ts # サンプルWebアプリ（TypeScript版）
│ ├── package.json # 依存関係
│ └── tsconfig.json # TypeScript設定
├── scripts/ # 自動化スクリプト
│ └── build-and-push-images.sh # ECRイメージビルド・プッシュスクリプト（ローカル開発用）
├── terraform/ # インフラ定義
│ └── modules/
│ ├── ecr/ # ECRリポジトリ管理
│ ├── network/ # ネットワーク関連
│ ├── ecs_cluster/ # ECSクラスター
│ ├── locust_master/ # Locustマスターノード
│ ├── locust_worker/ # Locustワーカーノード
│ └── test_webserver/ # テスト対象Webサーバー
├── CI_DESIGN.md # GitHub Actions CI/CD設計ドキュメント
├── GITHUB_ACTIONS_SETUP.md # GitHub Actions セットアップガイド
└── ECR_DESIGN.md # ECR統合設計ドキュメント
このプロジェクトは以下のAWSリソースを作成します：
- ネットワーク: VPC、サブネット、セキュリティグループ、ロードバランサー
- コンテナレジストリ: Amazon ECRプライベートリポジトリ（webserver、locust用）
- コンテナ基盤: ECSクラスター、Fargateタスク
- Locust環境: マスターノード（WebUI）、ワーカーノード（負荷生成）
- テスト対象: TypeScript Webサーバー（オートスケーリング対応）
- AWS CLI設定済み
- Docker Desktop/Engine稼働中
- Terraform >= 1.5
# ECRリポジトリの作成とイメージのプッシュ
./scripts/build-and-push-images.shcd terraform
terraform init
terraform plan
terraform apply# Terraform出力からLocust WebUIのURLを取得
terraform output locust_web_ui_url
# ブラウザでLocust WebUIにアクセスして負荷テストを開始このプロジェクトはGitHub Actionsを使用した自動CI/CDパイプラインを提供しています：
- コード変更検出: アプリケーションコードの変更を自動検出
- 並列ビルド: LocustとWebサーバーイメージの並列ビルド
- 自動プッシュ: ECRへの自動イメージプッシュ
- セキュリティスキャン: イメージの脆弱性スキャン
- PR チェック: プルリクエスト時のビルド検証
詳細なセットアップ手順は GITHUB_ACTIONS_SETUP.md を参照してください。
-
AWS OIDC設定:
aws iam create-open-id-connect-provider \ --url https://token.actions.githubusercontent.com \ --client-id-list sts.amazonaws.com \ --thumbprint-list 6938fd4d98bab03faadb97b34396831e3780aea1
-
GitHub Secrets設定:
AWS_REGION:ap-northeast-1AWS_ACCOUNT_ID: あなたのAWSアカウントID
-
自動ビルド有効化:
- mainブランチへのプッシュで自動実行
- アプリケーションコード変更時のみビルド
- 手動実行も可能
# メインワークフロー: .github/workflows/build-images.yml
# - 変更検出
# - 並列ビルド・プッシュ
# - セキュリティスキャン
# PRチェック: .github/workflows/pr-build-check.yml
# - Dockerfileの検証
# - ビルドテストGitHub Actionsに加えて、ローカル開発用のスクリプトも利用できます：
# 全イメージをビルド・プッシュ
./scripts/build-and-push-images.sh
# 特定イメージのみビルド
./scripts/build-and-push-images.sh --locust-only
./scripts/build-and-push-images.sh --webserver-only
# 強制ビルド（変更検出をスキップ）
./scripts/build-and-push-images.sh --force- AWSの認証情報を設定します
- Terraformの初期化を行います：
terraform init - 実行計画を確認します：
terraform plan - インフラストラクチャをデプロイします：
terraform apply
主な変数はvariables.tfファイルで定義されています。必要に応じて変更してください。
- このプロジェクトはデモンストレーション目的で作成されています。本番環境で使用する場合は、セキュリティ設定などを適切に見直してください。
- 負荷テスト実行中はAWSリソースの使用料が発生します。テスト完了後は
terraform destroyでリソースを削除することをお勧めします。
C4Context
title AWS上のLocust負荷テスト環境アーキテクチャ
Person(user, "ユーザー", "負荷テストを実行する人")
Boundary(aws, "AWS Cloud") {
Boundary(vpc, "VPC") {
Boundary(public_subnet, "パブリックサブネット") {
System(locust_master, "Locustマスター", "負荷テストを制御し、WebUIを提供")
}
Boundary(private_subnet, "プライベートサブネット") {
System_Ext(locust_workers, "Locustワーカー", "実際の負荷テストを実行")
}
}
System_Ext(ecs_cluster, "ECSクラスター", "Fargateタスクを実行するためのクラスター")
}
System_Ext(target_host, "テスト対象ホスト", "負荷テストの対象となるシステム")
Rel(user, locust_master, "WebUIを使用して設定・実行", "HTTPS")
Rel(locust_master, locust_workers, "テスト指示を送信", "TCP")
Rel(locust_workers, locust_master, "結果を報告", "TCP")
Rel(locust_master, target_host, "負荷テストを実行", "HTTP/HTTPS")
Rel(locust_workers, target_host, "負荷テストを実行", "HTTP/HTTPS")
Rel(ecs_cluster, locust_master, "ホスト", "Fargate")
Rel(ecs_cluster, locust_workers, "ホスト", "Fargate")
UpdateLayoutConfig($c4ShapeInRow="3", $c4BoundaryInRow="1")